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地球温暖化を考える|個人が今すぐ実践できること

2019年9月28日

16歳のころ、私はどのような生活を送っていただろうか。

テレビに流れるニュース番組を見ながら、ふと思った。少し変わった高校生で、音楽をこよなく愛して毎日ベースの練習をしていた。少なくとも、彼女のように世界に向けてメッセージを発信するようなことは、なかった。

2019年9月23日に、ニューヨークで開かれた国連の気候変動サミットに登壇した、グレタ・トゥーンベリさんの演説が注目を集めている。気候変動の危機が迫る中、行動を起こさない大人たちを痛烈に批判した。

「How dare you!:よくもそんなことが言えるわね!」

彼女はスウェーデン出身の16歳の活動家で、金曜日に学校を休み『未来のための金曜日』と題して環境保護活動を行っている。地球温暖化対策を訴えて、若者の運動が世界に広がるきっかけとなった人物だ。

演説には賛否両論があるが、気候変動について早急に対策を立てる必要があるのは事実である。

私には、彼女のような勇気も、行動力も、世界のトップを前に臆さずに演説をする度胸もない。しかし、何かできることはないだろうか。

目次

顕在化する温暖化の影響

地球温暖化と言われても、あまりにも大きなテーマで自分事のように捉えられない。多くの人がそのように感じているのではないだろうか。しかし、現実に地球温暖化の影響が顕在化している。

例えば、日本の平均気温は100年あたり1.21度の割合で上昇しているが、世界の平均気温が100年で0.73度上昇しているという観測結果と比べても、高い上昇率であることがわかる。

その結果、1910年~2018年における最高気温が30度以上(真夏日)および35度以上(猛暑日)が増加し、特に猛暑日の日数は1990年代半ばを境に大きく増加しているのだ。

このような気温上昇にともない、自然生態系への影響(サンゴの白化、桜が開花しないなど)、100年に一度発生するような水害被害に合う人口の増加、熱中症などによる死亡者数の増加などが予測されている。

これらは気候変動がもたらす影響の、ほんの一部にすぎない。

このブログを書いている2019年9月28日現在、街角の温度計が29度を表示していた。もう10月にさしかかろうというのに、外を歩いただけで汗ばむ陽気だ。

「子供のころは35度以上の猛暑日なんて珍しかった」

猛暑の夏を迎えるたびに、このように思う人も少なくないのではないか。

私が小学生だった1990年代前半の夏休み。ニュースを逐一チェックしていなかったことを差し引いても、最高気温35度以上の予報は珍しかったように思う。それは決して思い過ごしではなく、データに現れているのだ。

<参考>

レジ袋を辞退する

グレタ・トゥーンベリさんは、国連サミットに参加するにあたり、二酸化炭素の排出に配慮し、スウェーデンからアメリカまでヨットで15日間をかけて移動した。

彼女の行動力は賞賛に値するものだろう。だが、私にはとても実行できそうもない。

二酸化炭素の排出を抑えるために火力発電から脱却する。マイカーを捨てて、公共交通機関や自転車を利用する。

どれもすぐに実行するには無理がある。では『レジ袋を辞退する』ならどうだろう。

レジ袋と地球温暖化との関連

2ヶ月ほど前から、買い物に出かけるときは、買い物バッグやバックパックを用意することにしている。

近年、海洋プラスチック問題が世界中で議論され、プラスチックストローやレジ袋に規制がかけられようとしている。そんな中、2019年9月26日に経済産業省と環境省がコンビニやスーパーでのレジ袋有料化に関する初会合を開き、レジ袋はすべてを有料化する方向を示した。

ならば、早めに買い物バッグを用意する習慣を身につけようと考えた。個人の小さな取り組みだが、わずかでも環境問題に貢献できるなら……。

日本での脱レジ袋の動きは、2002年に東京都杉並区のレジ袋税導入が話題となった。

日本のレジ袋使用量は年間300億枚以上であり、国民一人あたり年間300枚程度使用していると推定される。レジ袋の使用量を削減することで、温室効果ガス発生の抑制や、ゴミの減量化を目指したのだ。

環境省の試算では、レジ袋を辞退することで、一世帯あたり年間約58kgの二酸化炭素の排出量を減らせるとしている。

ただし、その数字は日本における温室効果ガスの年間排出量のうち、わずか0.2%にすぎず、根本的な解決にはほど遠い。海洋プラスチック問題のレジ袋が占める割合もわずかだ。

それでも、私がすぐにできることは、レジ袋の辞退ぐらいしか思いつかなかった。環境への意識を高めるうえでも意味があるだろう。だから私はレジ袋を辞退する。

<参考>

余談:サザエさんの買い物かご

国民的アニメ『サザエさん』の作中、カツオがサザエの目を盗んで、こっそりと遊びに出かけようとする。

ところが、サザエが先回りをして「カツオ、お使い行ってきて!」と、買い物かごとメモを渡す。そして、カツオは渋々買い物に出かけることとなる。サザエさんの中でよくあるシーンのひとつだ。

サザエさんの時代背景は、戦後の復興期から高度経済成長期を迎える昭和30年代~40年代とされている。そのころの日本の代表的な家庭を描いたものだ。つまり、その時代は買い物かごを用意するのが当たり前であったと言える。レジ袋はあれば便利だが、なければないで、何とでもなるのではないか。

小さな取り組みかもしれないけれど……

私は山と自然が大好きだ。環境問題の報道を見るたびに心がモヤモヤする。何かできることはないかと考えても、あまりにも問題が大きすぎて、どうすればいいか分からない。それに、地球環境を守ろうなどと大それたことを言える立場でもない。

しかし、環境危機を知ってしまった以上、知らないふりはできない。

個人の小さな取り組みがわずかでも地球環境に貢献できるのであれば、私はレジ袋を辞退する。

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  • この記事を書いた人

Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

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