登山 地図

ハイキング入門 ハウツー 地図の読み方・使い方

登山地図の読み方・使い方まとめ!地形図の読み方から登山地図アプリの使いまで

2020年10月8日

 登山やハイキングに地図読みスキルが大切なことは、今も昔も変わらない。現に、山岳遭難の原因トップは『道迷い遭難』であり、遭難事故の約4割が道迷い遭難であるのだ。

 ここでは、日本オリエンテーリング協会ナヴィゲーションスキル検定保有者が、これまでに解説してきた読図・ナビゲーションの基本をまとめてある。地図の基本を学んで、道迷い遭難のリスクを少しでも減らそう。

目次

登山地図とコンパスの基本

登山地図とコンパス

 山で使う地図には2種類があり、それは山と高原地図に代表される『登山地図』と、国土地理院が発行する『地形図』である。
 本当は山の地形を詳細に読める地形図をメインに使いたいところだが、地形図を使いこなすには訓練が必要だ。

 そこでおすすめしたいのが、登山地図の使い方を覚えることである。
 登山地図にはハイカーに必要な情報が分かりやすく記載されており、誰にでも親やすく直感的に使えるのだ。

 まずは登山地図の使い方を覚えて、徐々に地形図の使い方を覚えるといいだろう。登山地図の具体的な読み方・使い方は『登山地図の読み方・使い方|地図とコンパスの基本【整置】を覚えよう』を参考に。

登山地図と一緒にコンパスも用意しよう

山中では、コンパスと地図を組み合わせて使い、ナビゲーションする。

 登山地図を用意したら、一緒に用意したいのがコンパスである。山の中では地図とコンパスをセットで使い、目的地までのルート確認や、現在地把握をする。

 登山用のコンパスにはいくつかの種類があるが、私のおすすめは、シンプルなサムコンパス、またはリストコンパスだ。
 登山ではプレートコンパスが定番とされているが、初心者がプレートコンパスを使った場合、プレートの向きや回転板の矢印に惑わされて磁針に集中できないことが多々ある。
 これから地図の使い方を学びたい場合、磁針に集中できるシンプルなコンパスのほうが都合がいいのだ。

 登山に使いたいコンパスのおすすめは『登山地図と使いたいコンパスおすすめ6選|失敗しない登山用コンパスの選び方』で確認しよう。

登山地図アプリの使い方

登山地図 アプリ

 スマートフォンが普及した今、登山地図アプリを使わない手はない。登山地図アプリとは、グーグルマップのような街中で使う地図アプリの、山岳バージョンと考えればいい。地図をあらかじめスマートフォンにダウンロードし、山中で使う。

 さて、登山やハイキングの初心者がまず向かうのが、都市近郊の低山であろう。低山には、地図に記載されていない作業道や、地図にない分岐が多々ある。そのような場所に出くわしたとき、紙の地図とコンパスだけで正しい判断をする自信があるだろうか。

 登山地図アプリは登山者の力量に関係なく、必ずインストールしておくべきものと言えるだろう。登山地図アプリの使い方やおすすめアプリについては『登山地図アプリを絶対に使うべき理由と使い方|おすすめアプリ2選』で詳しく紹介している。

地形図の読み方・使い方

 地図の扱いや登山地図アプリの使い方に慣れると、次第に気になってくるのが地形図の使いこなしである。
 現在では、はっきり言って登山地図アプリがあれば山中のナビゲーションは十分だと言えるだろう。
 ただし、スマートフォンには故障や充電切れのリスクが常に付きまとうし、登山地図アプリが教えてくれるのは現在地のみだ。そこからどう行動するかは、自らが考えなければならない。

 つまるところ、登山地図アプリを使いこなすには、地形図の読み方や使い方をマスターする必要があるのだ。
 読図と聞くと身構えてしまう人もいるかもしれないが、読図はトップ1パーセントの限られた人にしかできない、特殊技術ではない。地図に興味を持った人なら誰でもマスターできるのだ。地形図の詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてほしい。

読図・ナビゲーション修行!オリエンテーリング体験記

 最後に、私が地図を使いこなせるよう修行のために参加した、オリエンテーリングの体験記をご紹介したい。

 オリエンテーリングといえば”学校の行事で経験した、チェックカード片手にまわるスタンプラリー”をイメージすることだろう。しかし、競技としてのオリエンテーリングは、地図とコンパスを片手に、初見の山中をフルマラソン並みのスピードで全力疾走するハードなスポーツである。

 トレイルランニングやフルマラソンの経験者である私でさえ、オリエンテーリングの選手達——しかも私より走力が劣る人に!——に、かんぷ無きまでにやっつけられるのである……。オリエンテーリングの体験記はこちらの記事を参考に。

まとめ:練習すれば地図は誰でも扱える!

 登山やハイキングで欠かせない、地図の使い方についてまとめた。地図は上級者しか使えないわけではなく、練習さえすれば誰にでも扱える。
 その練習は、山行のたびに地図を持参し、実際に使うことが1番である。たとえ登山歴30年の人であっても、地図とコンパスを30年間ザックにしまいっぱなしでは地図は読めないし使えないのである。

 この記事を参考に、少しでも地図に興味をもったならさっそく練習してみてほしい。ある日突然、平面の地形図が立体的に見えるようになり、そうなればしめたものだ。地図が使えることで、山の楽しみが今まで以上に広がるのは間違いないのである。

地図の読み方・使い方を知りたい人はこちらの記事も参考に

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  • この記事を書いた人

Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

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