サーモス 山専用ボトル

道具

用意すべきはバーナーより山専用ボトル!? サーモス・山専用ボトルの実力とは

2020年3月22日

 身を切るような北風の中、湯気が立つ温かい飲み物をいただく瞬間は至福の時間である。夏の日差しに照らされながら飲む、キリッと冷えた飲み物もまた同じ。

 サーモスの『山専用ボトル』は、その圧倒的な保温・保冷力で登山者のニーズに応えてきた。2019年10月にリニューアルされ、新カラーと新容量の追加でさらにファンを獲得することだろう。

 ここでは、充実のラインナップでさらに使いやすくなった山専用ボトルに注目する。

目次

サーモスの山専用ボトルとは

 山専用ボトルとは、真空断熱ステンレスボトル、いわゆる魔法瓶のパイオニアであるサーモスが手がけた、アウトドア用ボトルのことだ。厳しい気象条件にさらされることを想定して開発された。

 特筆すべきは秋山や冬山での使用を想定した保温力の高さ。他にも、グローブをしたままでも持ちやすく注ぎやすいデザインや、衝撃に強い底カバーを備え、野外でも安心して使える仕様である。

 2007年に登場した初代山専用ボトルから多くの登山者に愛されてきた名品が、2019年10月、6年ぶりにリニューアルされた。

新容量を追加! アースカラーの落ち着いた雰囲気に

サーモス 山専用ボトル

 旧型の山専用ボトルはいかにも登山道具といった外観だった。まぁ登山道具として開発されたのだから当然といえば当然なのだが、「デザインがちょっとなぁ……」という人も、少なくなかっただろう。

 新型山専用ボトルはそのような声に応えてくれたのか、イメージが刷新された。落ち着いたアースカラーを採用し、一気におしゃれな雰囲気に。これならビジネスシーンや旅行、ピクニックにもマッチするだろう。

 容量は500ml、900mlに加え、新たに750mlが追加された。この750mlという容量が絶妙で、サイズや重量、容量とのバランスがよく、使い勝手が格段に向上したのだ。

サーモス 山専用ボトル
  • ステンレスボトル/FFX-751
  • 容量(ℓ):0.75
  • 保温効力(6時間):78℃以上
  • 保冷効力(6時間):10℃以下
  • 本体寸法/幅×奥行×高さ(約cm):8×8×26
  • 本体重量(約kg):0.36 / 0.33(ボディリング・ソコカバーなし)

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6時間後でも78度をキープする山専用ボトルの実力

 山専用ボトルの魅力は圧倒的な保温力にある。山専用ボトルに、朝、自宅を出発前に入れたお湯で、山頂で即席麺を調理できるのだ。

「お湯が必要ならバーナーを使えばいいじゃないか」という声が聞こえてきそうだが、湯沸かしの時間や手間でさえ惜しいことがある。

大雨の中、それも屋根のない場所での食事は湯沸かしの時間さえ惜しい。

 例えば、屋久島でバケツをひっくり返したような雨に打たれながらお湯を沸かしたことがある。湯沸かしスピードの早いジェットボイルでさえも、快適とは言えない状況であることは想像していただけるだろう。

 1000m級の雪山ハイキングでは、休憩時にお湯を沸かしているわずかな時間で、みるみるうちに体が冷えてしまった。

 バックパックからボトルを取り出して、すぐに熱々のお湯を注げる恩恵は計り知れないのである。

 750mlの場合、6時間経過後でも78度をキープできる。朝5時にお湯を用意し、7時に登山口を出発して、11時に山頂に到着する。そこで熱々のラーメンが食べられるのだ。14時を過ぎ、下山直前の最後の休憩でも、熱々のコーヒーを楽しめる。

 「山でお湯を沸かしてランチやお茶を楽しみたい」そんな人が用意すべきなのは、バーナーより山専用ボトルなのかもしれない。

火器厳禁の場所でもお湯を用意できる

サーモス 山専用ボトル
山専用ボトルがあれば、公園で熱々のコーヒを楽しめる。

 山専用ボトルは厳しい山岳環境を想定して開発されたボトルだ。その素晴らしい性能は、旅行やピクニックでも大いに役立つ。

 国立公園、駅やバスの待合、新幹線の車内など、火器厳禁の場所でも山専用ボトルがあれば湯を用意できる。温かいコーヒーを飲みたい、ちょっとしたスープを飲みたい、そんなときに大いに活躍するだろう。

 落ち着いた雰囲気の外観は、街中での使用にも違和感なく溶け込む。私の旅行の必需品が、またひとつ増えたのである。

使いやすいダブルスクリューせん

サーモス 山専用ボトル

 山専用ボトルは保温力を重視して、狭い注ぎ口(口径36mm)を採用している。注ぎ口が狭いと気になるのが、お手入れのしやすさだ。洗いにくい水筒は、カビの発生などをはじめ衛生上の心配がある。

 しかし、さすがサーモス。『ダブルスクリューせん』とすることで解決している。注ぎやすく、手入れのしやすいボトルに仕上がっている。

滑らないボディリング

サーモス 山専用ボトル

 地味だが素晴らしいポイントが、ボディーリングだ。秋冬の登山において、グローブは欠かせないアイテムだ。グローブをした手で使いにくいアイテムは、登山道具としてはどうだろうか……。

 山専用ボトルは、グローブでもぬれた手でもボトルが滑らず掴みやすい。バックパックからスッと取り出せて、しかも注ぎやすい。

 このちょっとした配慮で、山専用ボトルが徹底した登山者目線で開発されたことをうかがえるのだ。

山専用ボトルで作る即席スープ

サーモス 山専用ボトル

 山専用ボトルで楽しめるのは即席麺とコーヒーだけではない。日本古来の乾燥食材を使って即席スープを作ってみた。材料はこれだけ。

  • 高野豆腐
  • 切り干し大根
  • 乾燥味噌汁の具
  • 顆粒ダシ
サーモス 山専用ボトル

 クッカーに材料を入れてお湯を注ぐだけなので、ものの3分で完成する。もちろんフリーズドライのスープやご飯ものの調理など、朝飯前である。

山専用ボトルの容量はどれを選ぶ?

 山専用ボトルの購入でもっとも迷うのが容量の選択であろう。現在3つの容量が用意されている。

  • FFX-501 容量=500㎖  保温効力=77℃以上
  • FFX-751 容量=750㎖  保温効力=78℃以上
  • FFX-901 容量=900㎖  保温効力=80℃以上

おすすめは750ml

 500mlはソロ用に最適だ。サイズも小さく重量は軽く、昼食とコーヒータイムのお湯をまかなえる。

 900mlはもっとも高い保温力と大容量を確保し、2人用や、より厳しい環境に挑戦する人に最適だろう。

 私のおすすめは750mlだ。750mlは、たっぷりのソロ用、もしくはコンパクトな2人用として使い勝手がいい。ソロなら昼食と一日のお茶をまかなえ、コーヒータイムのみなら2人用のお湯を十分に用意できる。

 昼食に即席ラーメンを調理し、その後のコーヒータイムを考えると500mlだと心許ない。かといって900mlだと大きすぎる。そんな人に最適であるのだ。

山専用ボトルまとめ

 山専用ボトルはずば抜けた保温性能と野外での使い勝手のよさから、登山者に愛用されている。リニューアルでイメージを刷新し、落ち着いた雰囲気は街中での使用にも最適だろう。

 この記事を参考に、ぜひ使ってみてほしい。使えば使うほどわかる良さがわかる、山専用ボトルの実力は本物である。

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  • この記事を書いた人

Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

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