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地図読みを市街地で練習する方法|服部緑地公園 オリエンテーリング パーマネントコース(常設コース)のご紹介

2019年4月9日

 オリエンテーリングをなめていた。日常的に10kmや20kmを走り、レースでは40km以上走るのだ。オリエンテーリングの8kmなんて余裕だろうと考えていた。

 だが、その認識は間違っていたのだ。オリエンテーリングはマラソンやトレイルランとは全く違う競技である。

 走力が必要なのは共通しているが、オリエンテーリングには地図を読み続ける頭脳が必要だ。なるほど、知力と体力のスポーツである。

 そして、山に出かけなくても、都市公園で地図読み練習は十分に可能なことが分かった。ここでは、地図読み練習やオリエンテーリングを楽しみたい人のために、服部緑地公園のパーマネントコースをご紹介しよう。

目次

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パーマネントコースとは?

服部緑地公園 オリエンテーリング

 パーマネントコースとは、全国各地に設置されている常設のオリエンテーリングコースのことである。主に大都市の公園や里山、景勝地などに設置されている。日本オリエンテーリング協会認定コースは、下記を参考にしてほしい。

 地図を入手すれば誰でも利用でき、地図はコース内の売店やカフェ以外に、全国のセブン-イレブンで入手できる。ネットプリントを利用すれば、セブン-イレブンの複合コピー機でプリントアウトできるのだ。オリエンテーリングの練習以外に、ハイカーやトレイルランナーの地図読み練習、ナビゲーション練習にも最適だろう。

服部緑地公園パーマネントコース概要

服部緑地公園 レストハウス
服部緑地公園のレストハウス。地図はここで入手可能。

 大阪府豊中市に位置する服部緑地公園は、大阪を代表する緑地公園である。

服部緑地公園 桜

 桜の名所でもあり、私が訪れた時には大勢の花見客でにぎわっていた。園内には日本オリエンテーリング協会公認のコースが設けられ「100キロ・コンペ」の対象コースでもある。

コース概要

  • Aコース8.5km
  • Bコース3km
  • Cコース4km

 3つのコースが設定されており、全てのコントロール(チェックポイント)を回ると約8.5kmになる。森林の要素と市街地の要素を併せ持つ走りごたえのあるコースだ。都市公園だからといって、あなどってはいけない。園内にはトイレや自販機が点在しており、レストハウスでは軽食もとれる。

地図の入手方法

  • 服部緑地公園内のレストハウスで販売
  • セブン-イレブンのネットプリント番号:JOAP741A

 レストハウスの営業時間や定休日が定かではないため、あらかじめネットプリントで入手しておいたほうが確実だろう。

服部緑地公園コースレポート

服部緑地公園 オリエンテーリング

 服部緑地公園を実際に走ってみた。地図に従いコントロールを回るだけで読図・ナビゲーションのいい練習になる。

前半(コントロール番号 1〜10・23)

服部緑地公園 オリエンテーリング
コントロール。実際にはアルファベットが書かれているが、ネタバレ防止のため画像を加工してある。

 レストハウスをスタートし、前半は公園の西半分を回る。比較的わかりやすい場所にコントロールが設置されているが、小道からは見えにくい奥まったところにあり、走りながらだと見逃すこともあった。

 息を弾ませて走りながら、冷静に地図を読み取らなければならない。コントロールの近くに来たら地図を整置し、地形の特徴をよく観察しよう。

後半(コントロール番号 11~22 )

服部緑地公園 オリエンテーリング
森林の中では、わずかな地形の特徴をヒントにコントロールを回る。

 後半は公園の東半分を回る。ここからは森林の要素が加わり、等高線を読んだり、コンパスによる直進を駆使したりと、前半に比べて難易度が高い印象だった。

 縮尺は1:5000で等高線間隔が2mの地図は、わずかな地形の盛り上がりも正確に再現されている。作図の精密さに感心した。

 整備された都市公園内であっても、ひとたび森林の中に入れば正確なナビゲーション技術が必要だ。油断すると簡単に現在地を見失う。登山やハイキングを楽しむ人が道に迷わずに済むのは「道標」のおかげだという話があるが、確かにそうかもしれない。

 小道から外れた森林に数十メートル入りーーもちろん道標はないーー、地形の情報を頼りに正確に目標へと進めるだろうか? 自分で地図を見慣れていると思っていたが、これからもっと練習と経験を積まなければならない。

 10kmも走っていないのに、ゴールした時にやけに疲労感を感じてしまった。読図・ナビゲーションの面で神経をすり減らしたのであろう。

オリエンテーリングはマラソンやトレイルランとは別物

地図を常に整置しながら走る。

 フルマラソンを3時間29分で走る私は、市民ランナーの中ではそこそこ走れるほうだと思う。オリエンテーリングの8.5kmなんて大したことはないだろうと思っていたが、これが大間違いだった。地図読み、ナビゲーション要素が加わるだけで、こんなに難しく、苦しく、面白くなるものか。

 ここではたまたま僕の最寄りのコースをご紹介したが、オリエンテーリングのパーマネントコースは全国にある。山に出かけなくても、オリエンテーリングのコースを回ることで読図練習は十分に可能である。

 ハイキングやトレイルランを楽しむ人は、ぜひ一度オリエンテーリングで地図読み練習をしてみてほしい。僕も定期的に通い、練習を積もうと思う。

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Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

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