NEEWER TT560

写真とカメラ

【最強コスパ】激安ストロボ NEEWER TT560 を試してみた結果

2020年6月2日

 写真撮影は自然光に限るよね——。

 写真好きと話しているとよく聞くセリフだが、最近この言葉にある疑念を抱き始めた。

 もしかして、ストロボを使ったことがない(または使えない)だけなんじゃないかと。

 仮にAmazonで実売3,000円ほどで手に入る激安ストロボだって、導入すれば世界が広がるのだ。

 ここでは、NEEWER TT560 の実機レビューをお届けしたい。

 3,000円だからと侮れない、その実力はいかに。

NEEWER(ニューワー) TT560 とは

NEEWER TT560

 ニューワーとは、2010年に中国で設立された、主に照明&スタジオ機材を手がけるカメラ用品メーカーのことだ。

 TT560はニューワーが開発した、標準ホットシュー対応の汎用外付けストロボである。

 ガイドナンバー(フラッシュの光量を示す値)40クラスのメーカー純正ストロボは、5万円以上のモデルも珍しくない。

 しかし、TT560はAmazonでの実売価格が3,000円ほど。場合によっては2,000円代で入手できる、激安ストロボである。あまりにも安価なため、ちゃんと使えるかどうか心配になることだろう。

 しかし問題はない。TT560は十分に使える。

 純正ストロボを用意するまでもないが、

  • フリマアプリの出品用に、見栄えの良い写真を撮影したい
  • SNSに料理の写真をアップしたい
  • 室内での人物撮影に使いたい

 このような人におすすめである。

NEEWER TT560
スタンドの他に、ポーチも付属していた。
NEEWER TT560
単三電池4本で駆動する。

  • ガイドナンバー:38(m ISO 100)
  • フラッシュモード:M、S1、S2
  • 垂直回転角度:0〜90度
  • 水平回転角度:0〜270度
  • 電源:単3アルカリ乾電池×4本
  • 点灯回数:100〜1500回(単3アルカリ乾電池使用)
  • リサイクル時間:約0.1〜5秒(単3アルカリ乾電池使用)
  • 光量出力制御:1/8-停止増分
  • 色温度:5600K
  • サイズ:190 * 75 * 55mm
  • 重量:約286g

NEEWER TT560 の操作方法

NEEWER TT560
本機はM(マニュアルモード)とS1・S2モード(スレーブモード)しか備えていない。スレーブモードとは、複数のストロボをシンクロさせる場合に使う。TT560を1灯で使う場合は、Mモードで使用しよう。光量は+・−ボタンで調整できる。

 TT560はフルマニュアルのストロボである。自動調光機能(TTL)は備えていない。

 「マニュアル発光のみだと難しいのでは?」と思うかもしれないが、心配はいらない。操作は大変シンプルで、マニュアルモードに設定した後、カメラと接続して発光量を決めるだけ。

 なにせデジタルカメラだから、テスト撮影をして、結果を背面液晶で確認すればいいのだ。

NEEWER TT560 で物撮りに挑戦

 さて、実際にTT560を使って撮影してみた。

 今回は、ストロボをカメラから離して設置する『オフカメラストロボ撮影』に挑戦する。ストロボをカメラから離すことで、より自由度の高いライティングを可能とする方法である。

<用意する道具はこちら>

  • TT560
  • カメラ
  • シンクロコード
  • レフ板

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 オフカメラストロボといえば最近は無線による撮影が主流だが、送受信機も必要になるため、シンプルにシンクロコードで接続した。

窓からの逆光とストロボバウンスの反射光で撮影する。

 まずはニコンD500(あれ、新しいカメラですか)とTT560をケーブルで接続する。

全てのカメラにストロボPC端子があるわけではない。参考にする人は、カメラの仕様をよく確認してほしい。
NEEWER TT560
ストロボにもコードを接続。壁に向けて設置する。

 被写体を、窓から入る太陽光(逆光)と、サイドや天井からのストロボバウンス光で撮影しようと考えた。

ストロボの反対側にレフ板を設置し、光量不足を補う。

 ストロボ光は壁にバウンス(反射)するように設置し、暗くなるであろうストロボの反対側には、光を反射させるためのレフ板を設けた。

 ちなみに、レフ板は白いものなら何でもいい。画用紙を折り曲げて立てただけでも、立派にその役割を果たしてくれる。

 次は露出の設定だ。カメラをマニュアルモードに切り替え、格数値を基準値にセッティングする。

  • レンズ絞り:F5.6
  • シャッタースピード:1/125
  • ISO感度:200
  • ストロボ光量:1/4(ガイドナンバー36)

 このセッティングは『クリップオンストロボ本格ライティング』を参考にした。

 著者によると、シャッタースピードをストロボ同調速度にセットし、いずれの数値も露出を明るくも暗くもできる中間値にセットしておけば、撮影結果を確認しながら徐々にセッティングを煮詰めていける、ということだ。

 本書はライティング初心者でも撮影を基礎から学べる内容である。ストロボライティングに挑戦するなら、ぜひ目を通してみよう。

 さて、ひと通りのセッティングを終え、撮影した結果がこちら。写真はRAWで撮影後、Lightroomで多少の補正をかけている。

自然光のみでの撮影。逆光により被写体が暗くなってしまった。ニコンD500 (AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR)0.4秒 f11 ISO320
ストロボ光をサイドや天井からバウンスさせ、被写体に光を満遍なく当てた。ニコンD500 (AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR)1/125秒 f11 ISO320 TT560 1/4発光
ストロボ光をバウンスさせずに、カメラから直射するとこうなる。いかにもストロボを当てました、という写りだ。ニコンD500 (AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR)1/125秒 f16 ISO200 TT560 1/4発光

 ストロボの有無による、劇的な違いを分かっていただけたことだろう。TT560は激安ストロボとはいえ、なかなか侮れないのである。趣味の範囲の撮影であれば、十分な働きを見せてくれるだろう。

まとめ

 TT560は安価ながら十分な性能を持っている。

  • フリマアプリの出品用に、見栄えの良い写真を撮影したい
  • SNSに美しい料理の写真をアップしたい
  • 室内での人物撮影に使いたい

 このような用途に使いたい人におすすめである。

 ストロボを導入し、光のことを少しでも理解し始めると、自然光至上主義に疑問を抱くことだろう。

 「あれ、ストロボ使ったことないのかな?」

 そんな人に出会ったら、TT560 を勧めてみよう。きっと後悔はさせないはずである。

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  • この記事を書いた人

Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

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