堂満岳

旅レポ

比良山系『堂満岳』ハイキング

2020年7月7日

 駅から見上げる比良山脈には暗い霧がかかっていた。

 数日前から週間天気をチェックし、前日の気象庁予報をチェックし、それを何度見返しても雨だった。にもかかわらず、集合場所のJR比良駅に午前8時40分に到着し、私が所属する山岳会『青雲会』のメンバーの到着を待っていた。どうやら私は根っからの山好きらしい。

 今日は比良山系『堂満岳』での歩荷トレーニングだ。

 比良山系は琵琶湖の西に位置し、南北に細長く延びる山系である。

 南北に約24km、東西に約3〜10kmに連なるこの山系は、地図で見るとYの字に見えて面白い。

 最高峰の武奈ヶ岳(標高1214m)をはじめ、蓬莱山(標高1174m)、蛇谷ヶ峰(標高902m)などの名峰がそろう。その中にあって、近くに武奈ヶ岳があるため堂満岳は登る機会が少ない山かもしれない。それでもノタノホリや北壁の岩場など見所も多く、一度は登っておきたい山である。

駅から望む比良山系。

 比良駅からバスに揺られること十数分。この日は天候の影響があってか、青雲会のメンバーで貸し切り状態だった。イン谷口で下車し、別荘の脇をすり抜けていくと登山道入り口だ。堂満東稜道へ取り付き、ノタノホリへ向かう。

堂満岳 ノタノホリ
ノタノホリ。

 ノタノホリは山中の静かな池で、この池にはアカハライモリが生息する。雨に降られた緑が映える、しっとりとした情景を楽しみながら、しばし休憩した。

本日の装備は19kg。

 ノタノホリから先は斜面のトラバース道に入り、一旦登りは落ち着く。再び尾根に乗り、南壁のピークを通過すると急坂に差しかかる。堂満岳直下は壁のような斜面であり、一般登山道でありながら三点支持で這い上がった。この日の装備約19kgが肩や腰に重くのしかかり、もう空が見えているのになかなか山頂に到着しない。

 ようやく登り終えた山頂は、朝、駅から見えたとおり霧がかかり、あたりは真っ白。本来なら比良の山々や伊吹山を望める展望地なのだろうが、それは心の目で見ることにしよう。それより、自分にとっての重装備を担ぎ上げた達成感は大きかった。

 堂満岳で昼食をとり、再び出発する。堂満岳北の奇岩を眺めつつ金糞峠に下り、北比良峠へと登り返す。後はダケ道をカモシカ台・大山口へと下るのみだ。

大山口の河原。

 心配していた悪天候も過ぎ去り、午後の日差しが森の中を照らし、霧に隠れていた琵琶湖もうっすらと姿を現した。堂満岳頂上で晴れていれば、きっと好展望に恵まれたことだろう。これは再び比良山系に登らなければ……。

 駅から望む比良山系には、朝には見えなかったひときわ目立つ堂満岳が、ピークを天に突き上げていた。

堂満岳へのアクセス

  • JR比良駅下車後、江若バス『イン谷口』へ。徒歩の場合は約50分

堂満岳の参考書籍 & 地図

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Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

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