新年から始める新習慣・ヨガ|アラフォー男が一畳のスペースで取り組む心身の健康

 アラフォー男がヨガを始めた。

 アラフォー……そう自分で書いておきながら戦慄を禁じ得ない。ちょっと前まで20代だった——と思いたい——のに、36歳の僕は立派はアラフォー男である。月日は流れるのである。

 体の硬さには定評(?)のあるいい年をしたひとりの男性がヨガを始める。2021年から日々の習慣にするつもりだ。

一畳のスペースとヨガマットがあればいい

 ヨガは広いスペースや特別な道具を必要としない。一畳のスペース、ヨガマット一枚分のスペースがあればどこでも取り組める。動きやすい服装と水分補給のためのボトル、それにヨガマットとお手本を用意すれば十分だ。マットはなくてもなんとかなるかもしれないが、膝をつくポーズでフローリングに直につくと痛い。なるべく用意したほうがいいだろう。

  • 動きやすい服装
  • 水分補給のボトル
  • ヨガマット
  • 教本やDVD

 むろん専用のウエアがあれば快適ではあろうし、ヨガ教室に通って指導を受けるのがベストであろう。でも僕はヘインズのTシャツと無印良品の短パン姿で、入門DVDを用意してとりあえず自宅でヨガを始めた。まず始めることだ。

ヨガとは|ヨガと期待できる効果

 そもそもヨガとはどのようなものだろう。

 Yoga(ヨーガ)とは本来「結びつける」という意味のサンスクリット語であり、呼吸を整え、精神統一をはかる修行法として古代インドで発祥した。輪廻からの解脱(ゲダツ)を究極の目的とする、仏教やヒンドゥー教の修行法の源流である。であるから、ヨガの身体的なポーズは、実はその一部に過ぎないのだ。(※1)

 今日では西洋や日本でヨガという場合は原意を少し離れ、美容やダイエットを目的とするフィットネスをさすことが多い。僕自身、宗教的な意味合いではなく、自宅にいながら取り組める運動としてヨガを始めた。
 それに、このご時世である。外出せずともできる自宅でのフィットネス、という点が大きな魅力ではないだろうか。

心身を整える呼吸運動

 ヨガを一言で表すと、心身を整える呼吸運動、となる。

 さまざななストレスを抱える現代人は、そのプレッシャーから体調を崩すことが少なくない。例えば腰痛や肩こり、うつ、不眠などが代表だ。これらはストレスによる自律神経のバランスの崩れが要因のひとつである。

 ヨガは自律神経の中で唯一コントロールできる呼吸にアプローチし、体の調整力を高めるのである。呼吸に連動した種々のポーズは筋肉の緊張を緩め、あるいは姿勢を支える筋力をアップしたり、背骨を調整したりできるのだ。ヨガを実践することで次のような効果を期待できる。

  • ストレスをコントロールできる
  • やる気や集中力を高める
  • ポジティブ思考になる
  • 疲れにくくなる
  • 姿勢がよくなる

 『ヨーガの腰痛緩和効果』によると、専門家による指導を必要としない簡単なヨガ・プログラムであっても、腰痛改善に有効であり、循環動態の改善やリラクゼーション効果など心身 によい影響を与える可能性が示唆されたという。宗教的な修行法として発祥したヨガも、科学的・医学的にその効果が解明されつつあるのである。(※2)

  • ※1:ブリタニカ国際大百科事典 ヨーガ(yoga)
       ウィキペディア(Wikipedia)ヨーガ
  • ※2:日本健康医学会雑誌 2008年17巻2号 p. 25-30 ヨーガの腰痛緩和効果 白木 由花, 宮内 清子, 佐久間 夕美子, 佐藤 千史
       ビジネスエリートが習慣にしている自己マネジメント術男のヨガ

体が硬くても大丈夫!

 とはいえ、ヨガに興味をもっても「なんだか難しそう」というイメージはないだろうか。特に体が硬い男性諸君。ヨガには、まるで軟体動物のようなインストラクターのイメージがあり、体が硬い自分にはとてもとても……などと思うことだろう。

 だが心配はいらない。開脚はせいぜい90度、前屈では指先さえ地面に届かない僕でもヨガは楽しめるのだ。

 手始めに入門書やDVDをあさってみよう。
 近頃は男性向けの書籍も充実しているし、オンラインレッスンを申し込むのもひとつの方法だ。とにかく始めること。

 それで始めてみるとすぐに分かるのだが、ヨガと一口に言ってもポーズの難易度はさまざまであり、入門書には、体が硬い僕のような人でも実践できる難易度の低いポーズが紹介されている。それも朝の3分とか、寝る前の5分で取り組めるような内容である。それでいて先述の『ヨーガの腰痛緩和効果』のような効果を実感できるのだ。

 もちろん体は柔らかいにこしたことはないだろう。しかし、もしポーズが辛いなら膝を曲げる、かかとを地面から浮かすなどして、個人のレベルに応じて取り組めるのがヨガのいいところだ。

 とはいえ、運動習慣のない人は筋肉痛に襲われるかもしれない。テントを背負って山中を歩きまわり、フルマンソンを完走できる体力と筋力のある僕でも、ヨガの呼吸やポーズが体幹にしっかりと効いているのが分かる。普段あまり使わない筋肉や神経に刺激が入るのだろう。その効用がすでに表れつつあるようだ。
 ヨガの後、妻に背中をさわってもらうと「まっすぐになっている!」という。まだヨガを始めて3日目のことである。

迷っている時間が無駄

 ヨガは本来、宗教的な修行法であったが、近年では手軽なフィットネスとして認知された。呼吸に中心をおきポーズをとることで、心身共に健康へと導いてくれる。
 もし「体が硬いから」とか「いい年した男がヨガって……」とためらっているなら、その時間がもったいない。1日3分でいいのだ。簡単な道具とお手本となる教材を用意して、さっさと始めてみよう。そうすれば自己マネジメントの効果を必ず体感できるだろう。

created by Rinker
インプレス
¥1,485 (2021/10/07 09:05:00時点 Amazon調べ-詳細)