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自宅で最低限のテレワーク環境を整えるには

 業種による差はあれど、新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークに移行した人も多いことだろう。

 株式会社パーソル総合研究所は、緊急事態宣言(7都府県)後のテレワークの実態について、2020年4月10~12日に全国2.5万人規模の調査を行った。その結果、テレワーク実施率は全国平均で27.9%と、1か月前に比べて2倍以上に増加した。

 その調査の中で「仕事に集中できない」「自宅に仕事スペースを確保できない」など、いくつか課題も浮き彫りになったようだ。

 そこで、WEBライターとして自宅兼事務所で仕事をこなす私が、仕事に集中するコツや私の作業環境をご紹介したい。初めてテレワークを導入する人の参考になれば幸いである。

※参考:4月10-12日 都道府県別・テレワーク実施率ランキング 株式会社パーソル総合研究所

目次

仕事に集中するには、仕事専用スペースを確保すること

 自宅での仕事に集中できない原因のひとつに、自宅に転がっているさまざまな誘惑があげられる。誰にも監視されていない状況で自らを律し、誘惑に打ち勝つことが大切だ。そのためには、やはり仕事専用スペースを確保することが一番だろう。

 誘惑に打ち勝つヒントが、スタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半から1970年代前半にかけて実施した、マシュマロ・テストに隠されている。

マシュマロ・テスト

 このテストは、もともと「将来のより大きな成果のために、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」の幼児期における発達を調査するために行われ、最初の実験では幼稚園の4歳の子ども186人が実験に参加した。テストの方法はこうだ。

 被験者である子どもは机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが1個のっている。実験者は「私は用がある。マシュマロはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を出ていった。

 部屋に残された子どもたちは目の前の誘惑に抵抗した。マシュマロをなでたり、匂いをかぐ者もいた。目をふさいだり、椅子を後ろ向きにしてマシュマロを見ないようにする者もいた。

 その映像を分析した結果、マシュマロを見つめたり、触ったりする子どもは結局食べてしまう率が高いこと、我慢できた子どもは目をそらしたり、後ろを向いたりして、マシュマロから注意を逸らそうとする傾向があることが観察された。

 その後の追跡調査で、就学前における自制心の有無は生涯において持続していることが分かった。マシュマロを食べなかった子供は周囲からより優秀と評価される割合が高く、社会的な成功度が高かったのだ。

※参考:マシュマロ実験

誘惑を視界に入れないこと

 ここで注目したいのは、マシュマロを我慢できた子供の行動だ。マシュマロを視界から外そうと努力している。

 これをテレワーク環境に置き換えると、テレビやふかふかのソファーからの誘惑を断ち切るには、それらを視界から遠ざけ、仕事専用スペースを確保することが大切だといえるだろう。

 私はマシュマロ・テストでは間違いなく我慢できない人間だが、それでも自宅で仕事をこなせているのは、仕事専用スペースを確保し、仕事に必要のないものを視界に入れていないからである。

WEBライターの仕事環境

 私の仕事環境は実にコンパクトだ。基本的には無印良品の折りたたみテーブルにMacBook Air、それにノートと辞書があれば事足りる。

 これら以外に書籍や資料をストックする本棚や取材用カメラはあるものの、居住面積全体の仕事スペースが占める割合はわずか6%だった。これからテレワークを始める人も、Amazonのテレワーク特集ページなどを参考にすれば、簡単に環境を整えられるだろう。

MacBook Air

 私が扱うのは主にテキストデータと、軽い写真データである。パソコンに高負荷をかける作業はほぼ行わないため、MacBook Airで十分だ。本体にカメラとマイクが内蔵されているため、別途機材を用意しなくてもWEB会議に挑める。

 周辺機器として、データバックアップ用の3TBハードディスクとクレードルを用意した。3TBと大容量ながら1万円以下で購入できるため、コストパフォーマンスの高いバックアップ方法である。

デスク

 高価なデスクを用意してもいいのだが、今のところ無印良品の折田たたみテーブルで間に合っている。MacBook Airと周辺機器、辞書やノートを広げるのに十分なスペースがある。

 デスクの移動も簡単で、デスク上での商品撮影にも重宝している。例えば「より良い光を得られる窓際で撮影したい」というときも、すぐに動かせて便利だ。詳しくは以下を参考に。

【無印良品】折りたたみテーブルを仕事や勉強机におすすめする理由

仕事用デスクとして「無印良品|パイン材テーブル・折りたたみ式」を購入した。それまではダイニングで仕事をしていたが、いろいろ誘惑されて集中できないことがあったからだ。  実際使って見ると、機能・デザイン・価格ともに申し分なく、仕事や勉強机を探している人にぜひおすすめしたい。ここでは「無印良品|パイン材テーブル・折りたたみ式」の実際の使用感を詳しくレポートしよう。 ...

通信環境

 私は会社員のころと比べ、仕事以外でインターネットを利用することがずいぶん減った。すでに述べたように仕事で扱うデータもテキストが中心であるから、工事不要ですぐに使えるWi-Fiで十分である。

 具体的にはWiMAXを利用しており、これは月額料金2726円(税抜)から利用できるうえに、仕事時間帯に速度制限がかかることがない。

 WiMAXの『ギガ放題プラン』では、3日間の通信量が10GBを超えると速度制限がかかるが、その時間帯が『翌日18時頃から翌々日2時頃まで』なのだ。

 この時間帯に仕事をすることはほぼないし、SNSやYouTubeを際限なく見続けるようなこともしない。固定費を抑えられてずいぶんと助かっている。

まとめ

 自宅での仕事に集中する方法として、仕事スペースを確保して、誘惑を視界に入れないことも方法のひとつである。業種にもよるが、小さなデスクとパソコン機器を用意するだけで最低限のテレワーク環境を整えられる。自宅での仕事環境構築に悩んでいる人は、一度試してみてほしいと思う。

Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

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