3分でできる! ラミー・サファリ万年筆のインクを交換する方法

 初心者におすすめの万年筆として人気を誇るラミー・サファリ。

 万年筆の最大の利点であり、楽しみは、”自分好みのインクが使える”ことで、サファリのインク交換はカートリッジとコンバーターに対応している。

 初心者はインク交換にハードルの高さを感じるかもしれないが、カートリッジ交換であれば3分でできるので安心してほしい。

 ここでは、ラミー・サファリ万年筆のインク交換方法を解説する。

目次

ラミー・サファリのインク交換方法

 ラミー・サファリのインク交換方法はふた通りある。ひとつは手軽にカートリッジを交換する方法。もうひとつはコンバーターを使い、インク瓶からインクを吸入する方法だ。

カートリッジの交換方法

 まずはカートリッジの交換方法から。手順は以下の通りである。

  1. 分解する
  2. カートリッジを装着する
  3. 組み立てる

 まずは本体を分解する。ねじ込み式なので、軸をゆるめれば簡単に分解できる。

 古いカートリッジを外し、新しいカートリッジを差し込もう。このとき、カートリッジの向きに注意すること。

 最後に分解した本体を取り付ければ完成だ。カートリッジは手軽に交換できるため、出張や旅行に万年筆を持ち出す場合にもおすすめだ。インク瓶を運んだり、インク交換の汚れを拭き取ったりする手間がかからない。

 余談だが、新品の時に付属している紙リングは必要ない。紙リングは、新品のサファリにカートリッジが装填されないように、ストッパーの役割を果たしているだけだ。

 僕はそのことを知らず、カートリッジを正しく装填できずに30分ほど格闘してしまった。

コンバーターの使い方

 続いてコンバーターの使い方をご紹介しよう。

 カートリッジを使用する場合は専用のカートリッジしか使えず、使えるインクが限られる。しかし、コンバーターを使えばさまざまなメーカーのインクを使える。色も好みのものが選べるのだ。そして、インク沼にはまることになるだろう……。

  1. 分解する
  2. コンバーターを装着する
  3. ピストンを下げる
  4. インクを吸入する
  5. 組み立てる

 カートリッジ交換の要領で分解したら、カートリッジの代わりにコンバーターを差し込む。

 吸入の準備として、コンバーターの赤いつまみを回し、ピストンを下げておこう。

ピストンが下がった状態。

 インク瓶にペン先の吸入穴が完全に隠れるまで、どぼんと浸す。

 本体についたインクは後で拭き取るので、気にしなくてよい。その状態でコンバーターの赤いつまみを回すとピストンが上昇し、注射器の要領でインクが吸い上げられる。

つまみを回してピストンをあげると、インクを吸入できる。

 いい大人がワクワクしてしまう瞬間だ。ピストンが上がりきれば、吸入完了。

 ペン先や本体についた余分なインクを拭き取り、軸を組み立てる。

 このように文章で説明すると一見難しそうな作業だが、実際はとても簡単で楽しい作業だ。ぜひ挑戦してみてほしい。

 もし、インクを充填したにもかかわらず書けないときは、「新品なのに書けない!? 万年筆のインクが出ないときの対処方法」を確認してほしい。万年筆が書けなくなることはよくあるトラブルだ。簡単に対処できる場合がほとんどなので、慌てずに処置を施そう。

万年筆の洗浄方法

 カートリッジでもコンバーターでも、インクの色や種類を変更するときは万年筆を洗浄しなければならない。インクが混ざると、インク本来の色や性能を発揮できないばかりか、トラブルの原因にもなりかねないからだ。手順は決して難しくないので、ぜひマスターしておきたい。

  1. 分解する
  2. コップに水をはり、ペン先を浸ける
  3. コンバーターで水の出し入れをする
  4. よく乾かして完了

 万年筆のインクはそのほとんどが水性染料インクである。洗浄は水でできるのだ。カップに水を用意し、ペン先を浸し、水を交換しながらインク汚れがでなくなるまで洗おう。

コップに水をはり、ペン先をドボンと浸す。

 万年筆はしばらく使わないとペン先のインクが固まって書けなくなることがある。そんなときもペン先の洗浄を行えば復活するかもしれない。万年筆の洗浄については「写真で解説! 万年筆へのインクの入れ方・洗い方」で、より具体的に解説している。

 ボールペンと違い、濃淡のある味のある字や、手入れの楽しさに魅了される万年筆。まずは手頃な値段で楽しめるラミーサファリから試してみよう。