明けましておめでとうございます

 2021年の初売りセールはネットショッピングで。MacでAmazonの初売りセールを閲覧しながら、僕は何か掘り出し物がないかと物色する。

「何かいるものある?」

 目ぼしい物が見つからなかった僕は妻にたずねてみた。

「——歯磨き粉」

 初売りといっても、僕たちに必要なのは日用品ぐらいのものだった。

 2021年1月1日、朝6時のアラームで飛び起き、身支度を整えると河川敷へと急いだ。空はすでに明るくなり始めている。河川敷には「鴨川等間隔」のように、適度な距離をとって人々が並んでいる。皆、今かいまかと待ちわびていた。

 寒空の下、10分ほど待っただろうか。大阪・梅田のビル群が急に眩しく照らされ、ビルの隙間からまばゆいばかりの太陽が顔をのぞかせた。

 初日の出である。

 それから近所の神津神社で初詣を済ませ、自宅でささやかなお節料理をいただいた。

 僕と妻の里へ帰り、残りの休暇は近場の温泉にでも出かける——これが例年の年末年始の過ごし方だった。家族で集まり、年始の挨拶と近況を報告する。テレビでも見ながら缶ビールを飲み、そうしているうちに話題も尽き、イオンの初売りでものぞきに行こうかと、特に用事もないのに街へと繰り出す。

 だが今年はコロナ禍がそれを許さない。

 感染拡大に歯止めがかからない首都圏では、一都三県の知事が「緊急事態宣言の再発令」を国に要請した。そうでなくとも90歳を超える祖母の元にリスクを持ち帰るわけにはいかなかった。

 この休暇は誰とも会う予定はない。ネットショッピングで初売りを物色しながら、読書をしながら、お笑い番組を見ながら、時々散歩でもしながら、妻と二人で静かに過ごしている。といっても特に不自由はなく、静かな暮らしも、これはこれでいいものだ。

 コロナ禍の影響は以前として計り知れないものがあるが、初日の出を拝み、初詣を済ませ、お節料理を味わえれば僕は十分に満足なお正月を過ごしている。今年の目標も手帳に書きこんだ。後は日々の習慣の積み重ねである。それ次第で僕の2021年は開かれるのだ。

 皆様にとりましてすばらしい一年となりますように。そして除災を、心からお祈り致します。

 本年もTakashi Blogをどうぞよろしく。
 管理人:川口貴史