初日の出

ライフ

箕面の森から望む初日の出|私にとって一番の元旦の過ごし方

2020年1月1日

 令和はじめての初日の出を拝むべく、向かった先は大阪府の箕面の森だ。午前4時のアラームで目覚め、妻との新年のあいさつを交わしてから、まだ暗い大阪の街を駅へと急いだ。

 早朝の阪急電車では多様な人々が見られた。

 年越しを朝まで祝い、楽しんだ人。一年間の役目を終えたお札を手に、初詣に向かう人。私たちのように初日の出が目当てのハイカーのグループ。

 新年の過ごし方は10人いれば10通りがあるなと、行き交う人を観察しながら車内での時間を楽しんだ。

 阪急箕面駅は予想よりにぎわっていた。駅前の広場には複数のグループが集まり、それぞれに新年を祝いながら箕面大滝方面へと続く滝道を進んでいった。我々も準備を整え後に続く。

滝道
箕面大滝と箕面駅をつなぐ滝道

 ご来光を拝んだり、美しく写真に収めたりするには下見が欠かせない。だが、元旦に箕面の森へ出かけようと思いたったのは12月31日のことだ。目ぼしい展望台を地図で確認しているものの、はたして無事にご来光を拝めるだろうか……。

 一抹の不安を覚えながら、事前にチェックしていた聖天展望台へと続く自然歩道を登っていった。

 午前6時20分に展望台に到着すると、そこには数名の先客があり、すでにカメラをセッティングしていた。私も手持ちのカメラと三脚を取り出し、コンパスを確認した。

 日の出の方角は南東だ。しかし、展望台から南東の方向には大きな木が立ち視界をさえぎっている。

 「ここでは見えない。場所を変えよう」

箕面山

 日の出まであと25分。地形図を取り出し、周囲の状況を確認しながら急いで展望ポイントを探す。歩道脇のわずかなスペースに展望ポイントを見出し、カメラのセッティングを終えた頃には空が明るくなり始めていた。

 初日の出の、その瞬間を固唾を呑んで待つ——。そしてその時は訪れた。

初日の出

 南東の空がにわかに明るくなり、木々に囲まれたわずかな隙間から燦燦(さんさん)と照る太陽が顔ののぞかせた。その美しさに見とれているうちに、あっという間に太陽は高く昇っていった。

 元旦のご来光は、ここ数年の恒例行事だ。そして、恒例行事となってから今のところ、初日の出を見られなかったことは一度もない。それでも、ご来光は何度見ても感動できる。

 新年の過ごし方は十人十色だが、私にとっての一番の楽しみは、やはり初日の出である。下見をしなかったがために冷や冷やしたが、今年も輝くご来光を拝めた。幸先のよい一年のスタートである。

 今年も良い一年を過ごせますように。

関連記事

  • この記事を書いた人

Takashi

元靴メーカー勤務の職人、現在はWEBライターとしてアウトドア系メディアで執筆しています。靴業界での10年以上の経験、趣味のアウトドア経験を活かして書きます。大阪府山岳連盟「青雲会」所属・読図ナヴィゲーションスキル検定「シルバーレベル」・2018年「狩猟免許」取得・ランサーズ「認定ランサー」・フルマラソンベスト3時間29分。

\この記事はどうでしたか?/

-ライフ

© 2020 Takashi Blog Powered by AFFINGER5